澄んだ空の下で
帰り際に言われた。
“蒼斗と恭の事はそんなに気にしなくていいよ”
って、そう言われた。
なんだか他人行儀みたいなセナさんにため息が出る。
元はと言えば、その話しで来たのに最終的には、恭とあたしを会わせたがってた。
結局なんの為にセナさんと会ったのか分かんなくなってる。
恭の居場所はやっぱり、あのbarみたいで。
とくに用がない以外はいつも居るとか。
だからと言って会ってどうすんだ。とかも思ってみたり。
あたしから会わない限り、恭はあたしに会っては来ないと言ったセナさん。
別にそれならそれでいいんじゃないかって思った。
でも、数日絶つ事で心の中にポッカリ穴が開いた様になって、あのビルに行っても恭は一度も現われなかった。
完全にあたしから避けようとしてる。
いや、そうじゃなくて、あたし自体どうでもいいって事なんだろう。
そう思っちゃうと何だか悲しくて、でもそんな風にあたしをさせるその感情がイマイチ自分にでも分からなくなってた。