僕の可愛いお姫様
「何やってんの。」

突然背後から声をかけられたのだ。
無理もないだろう。

ビクッと肩を震わせて、莉世はゆっくり振り向いた。

「………あー…梅雨李。」

よっぽど間が悪かったのか、苦笑いを貼り付かせた顔で「どうもー…。」と無意味に手を振っている。

莉世の意志は完全に無視して、彼女の向かいの席に、腰を下ろした。
< 76 / 227 >

この作品をシェア

pagetop