僕の可愛いお姫様
ずっと俯いていた顔を上げて、莉世は苦笑いの様な表情を浮かべた。

自分が傷付いても、周りの為に一生懸命になれる莉世。
「自分の存在が親友を傷付けた」と、被害者面する私。

恥ずかしかった。
どこまでも純粋で、公平で、今尚、私を大切だと言ってくれる彼女の前で、私はただただ、恥ずかしかった。

そしてずっとわだかまりになっていたモヤモヤが、スッと晴れた気がした。

今の私に出来る事。
それは…。
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