素敵な、すてきな、ステキな。
イライラすると思考が喧嘩腰になってしまう私が一人でもんもんと考えていると。
急に立ち止まった貴羅くんの背中にボフっとぶつかった。
「ったぁ...」
わしわしと鼻をさすって文句の一つでも言ってやろうと顔を上げると、いつの間にか人間の声がするところまで来ていることに気がついた。
「ここです。」
指さされているところを見てみると、「1年A組」と書かれている看板を見つけた。
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