『愛してる』って囁いて。
「はぁ......。やっぱり無理なのかな......」
高校生のときから、私の事を好きじゃないって分かってた。
時々見せる笑顔も、ニセモノだったから......。
いつかは私の事好きになってくれるかな、って思ってたよ。
そんな無理な期待するんじゃなかった......。
「...こんなに落ち込んでる場合じゃないよね」
私は両手で軽く頬を叩くと、出かける準備をした。
今日は、友達の真菜と久しぶりに遊ぶんだよね。
楽しみ~!