『愛してる』って囁いて。
それで葉月が告白してきてくれて......。
絶対幸せにする。って、決めてたはずなのに......。
日頃のストレスを全部葉月にぶつけて、そして自分勝手に抱いて、妊娠......
葉月に辛い思いばかりさせてきた。
今度は...、俺が葉月を支えないと......。
「...俺、ちょっと行って来る」
俺は千円札を2枚テーブルに置くと、喫茶店を出た。
もう今更遅いかもしれないけど...、俺は葉月を支えたいんだ......。
葉月...、ごめん......。
何回謝ってもダメかもな......。
でも...、俺は葉月が好きだから。
走って家に着いた頃には、肩で息をしていた。
葉月...、葉月......!
急いで家のドアを開ける。