『愛してる』って囁いて。
「え、っと......」
ものすごくドキドキする。
だけどここで言わなきゃ...、後悔するよね。
「好き、です......。つ、付き合ってくれませんか......?」
俯きながらそう言う。
言っちゃった......。
恐る恐る顔を上げると、黒木くんは驚いた表情をしていた。
返事を待っていると......
「...いいけど」
「えっ......?」
今『いい』って言った......?
嘘...、夢みたい......!
「あ、ありがとうっ!」
「ん、別に」
それで、黒木くんと付き合えるようになったわけだけど......。