『愛してる』って囁いて。
「ん...。どうしたの?」
「どうしたの、じゃねぇよ。さっき何考えてたか教えろ」
え...、それ......?
別に普通の事...、だよね。
「そんなに大事なことじゃないよ」
「俺には大事なんだよ。...他の男の事とか?」
え...、何でそこでそういう考えに......。
「そんな訳ないじゃん」
「それなら言えよ。言わないなら......」
何か嫌な予感がするのは...、気のせい?
私の嫌な予感が的中したのか、なぜか怜の杏の場所が入れ替わる。
えぇ...、何か怖いんだけど......。
「杏ベッドの端に置くと落ちるかも......、ひゃぁっ!」
怜が突然私の服の中に手を入れてきた。
え...、ちょ......。