Suger and Spice
帰り道。
美風と分かれると、
また加藤がいた。
「ねー加藤」
初めて私から話しかける。
「せいかからなんて珍しいね」
その言葉はシカトして続けた。
「小泉リカちゃんてわかる?」
「小…泉?」
「うん、うちのクラスの
パーマかけてて背ぇ低い子」
「…ああ。」
「可愛くない?」
要するに、
リカちゃんは加藤に
自分を売り込んで欲しかった、
ってことだよね、うん。
「なんだそーゆーことか」
「…?」
「せっかく話しかけてくれたと思ったら」
「何言って「で、何?
俺はそのリカちゃんて子と
話せば良いわけ?」
「ま、そだね」
「わかった、バイバイ」
加藤は急に歩く速度を速めて、
あっという間に
見えなくなってしまった。
あれ、今日はすんなり去ってくれた。
心なしか、なんか怒ってる気がした。
何で?
「まいっか」
あたしの仕事は、終了。