Suger and Spice
次の日。
今日は朝、
加藤は話しかけてこなかった。
というか昇降口で会わなかった。
「おはよっ」
ばふっと美風が抱きついてきた。
「はよー。」
「昨日、拓斗くんに
リカちゃんの話した?」
さっそくその話か。
「したよ。」
「拓斗くん、何だって?」
「特には…
あ、でもなんかキレてた」
「マジで!?」
美風は声ではびっくりしながらも、
なぜか少しだけニヤニヤしていた。
「…何」
「何でもなぁーい♪」
「わけわかんない」
「で?星夏は怒ってる拓斗くん見て、
何を思いましたか?」
…何を?うーん…
「特に…何にも…ないっす」
「ああ、そう…」
チャイムが鳴って席に戻る美風。
何が言いたいんだか。