画面じゃなくて俺を見つめて。
舜ちゃん、れんの。

俺の彼女。







「舜(しゅん)ちゃーん!今大丈夫?会いたい!」





電話越しに彼女からの会いたいコール。




普通は嬉しいはず。でも俺は…





会えるんだし、嬉しくないわけじゃ、ないけどな?





「いいよ、学校終わったんだろ?俺んちおいで。」




「…っっ!今の良い…すぐ行くね!」





ピッっ一瞬で切られた電話。



なんでかは、だいたい想像がつく…。







はぁ…とため息をつきながら、思考を巡らした。









「今日はなんだ…?」









さっきすぐさま切られた理由は1つ。






ケータイに、メモるためだ。











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