《続》俺様ホストに愛されて


いつも思うけど

リュウってやっぱりカッコ良い……。

横顔とか後ろ姿まで。



その瞳に吸い込まれそうになる。



自分から目を合わせたくせに、その瞳を見ていたらそらしたくて仕方なくなっちゃう。



でも今はそこをグッと耐えた。



「スネてねぇし……‼つぅか、そんな目で見んなって」



必死に目を合わせていたにも関わらず、それを呆気なくリュウに交わされた。



プイとそっぽを向かれて、少し寂しい気持ちになる。



繋がった手にギュッと力を込めた。



「ごめん……そんなに嫌ならもう見ないからこっち向いてよ」



もう一方の手で二の腕辺りを掴む。



その瞬間、リュウの体がピクッと反応した。


< 137 / 210 >

この作品をシェア

pagetop