―君ノ隣―


夕食はバイキングで広間にはすでにたくさんの生徒がいた。

食事は班のメンバーで食べることになっていて
既に智くんたちが席について待っていた。


「亜由加ー♪」


「政希ー♪」


「雪奈ちゃん♪一緒に取りに行こ♪」


「でも…!」


「いいから行こ♪」



竹井くんに腕を引っ張られ席を離れた。
断りきれず来たけどいいのかな…。

ちらっと智くんたちを見ると3人で話していた。

席に戻ると楽しそうにしていて切なく思った。

結局智くんと一言も話すことなくただ時間が過ぎていった。


なにやってんだろ。全然楽しくない。


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