―君ノ隣―


国際通りには観光客や制服を着た学生がたくさんいてにぎわっていた。



「じゃあまたバスで!」


「またあとでね♪」


「ゆーき♪行こ!」


「うん♪」



手を差し出すと雪は俺の手をぎゅっと握った。


やっぱ幸せだな。この時間が。この瞬間が。


それに沖縄で雪と二人ですごす最後の時間だしな。


この2時間を楽しまないとな。

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