SAKURA【短編】
その木のそばまで来ると
私はいつもその木の幹に触れ
花開く様を思い浮かべていた
それは
夏であろうとも
秋であろうとも
冬であろうとも
私はいつもその木の幹に触れ
花開く様を思い浮かべていた
それは
夏であろうとも
秋であろうとも
冬であろうとも