ミントチョコの魔法 〜afterプラス〜
君の誠意に応えたい
あれから一週間。



相変わらず同じ電車にはならないし
露骨に避けられてる。




今日もこの授業が終われば話しかける。そう決めたのになかなか話せない。



席が遠すぎて話しかけることもできないし森田さんが休み時間はずっとそばにいる。




遠慮しないと宣言したのはきっとクラスの全員に邪魔をしないでって意味もあったんだろうな。




後ろを向かない限り栄の姿は見れないから必要以上に理子に話しかける。



でも栄はあたしが後ろを向いたときは
いつも窓の外を見てる。
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