ミントチョコの魔法 〜afterプラス〜
「えっ?お礼?俺も楽しかったし。金のことなら持ってるから気にしなくて良かったのに」




「ううん。楽しい時間をくれたお礼。とりあえず重たくならないようにシャーペンなんだ。1番使うかなと思って。もらってくれるかな?」




「いいの?ありがとう」




すごーく悩んで雑貨屋さんで1時間。
栄に似合いそうな青色のシャーペン。




シャーペンなら別に江坂さんも気にしないだろうし。無地だから自分で買ったって言えるかなって。




あとこれは内緒だけど同じ色違いのシャーペン買っちゃった。家限定で使うけど。




あっもう駅に着いちゃった。




「じゃあ・・・」




「あ、あゆちゃーん。おはよ。いつもこの時間?」




駅に着いてホームで別れようと思ったらなんとそこにいたのは江坂さん。




どうしよう。気づかれた?
栄と時間合わせてること気づかれたのかな?




時間変えなきゃ。



せっかく楽しい時間だったけどやっぱり彼女としては他の女の子と彼氏が一緒の電車なんて嫌だよね。
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