S彼
そう…だよね…。


私との結婚なんて考えてるわけないよね…。


タクのお母さんに口添えしてくれたのだって、ただ混乱を避けるためにしたことだろうし。もめると面倒くさいことになるなら、先に自分から言ってしまったほうが話がまとまるって思っただけだろうから。。。


今から未知なる世界に足を踏み入れようとしているタクが、そこへ私を連れて行ってくれる気になったことだけでもありがたいって思わないと。。。


沢山を欲張っちゃ、きっといけないんだよね…。


凹んだココロを立て直すように、自分で自分を励ましてみる。


でも、なんでか…。自分の目から涙がこぼれた。頬を伝って自分の手の甲にポタリと落ちて。


「あれ?…あれれ??」


泣いてる意味が自分でもよくわかんない。きっとタクもウザイって思ってるかも。。。
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