BrandNewDay
 それを無視して千鶴は、芥と蛍に挑戦的な目で睨み付け僕をぐいと千鶴の胸に押し当てられて。

 「ちょっ…千鶴苦し…」

 「蓮は俺のだ!近寄ってんじゃねー!!」

 ……っ!千鶴…。

 「馬鹿…」

 ボソッと僕はつぶやくけど、きっと顔は真っ赤なのだろう…。

 「ぷっ…知ってたよ?おめでとう、両想いになれたんだね」
 「お前ら良く人前で出来るよな…」
 「あー…えっと…その…では、ボク達はお邪魔なようなので…失礼しますね!」

 芥たち三人は笑ったり呆れたりしながら病室を出ていった。

 …………。

 何、この沈黙…。

 「…続き…」

 「え?」

 千鶴は少しそっぽを向いて僕に言うから、僕は一瞬ドキリした。

 「…『千鶴が…』の続きだよ…」

 …あ、そうか。僕、千鶴に好きって言おうとしたとこで3兄弟が来たから言えなかったんだ。

 「あのね…」

 「ごめんな…蓮」

 何…?どうしてそんなに切ない顔して頭撫でるの?

 「…?何?どしたの?」

 「俺、ただお前の誕生日プレゼント買う為に事故ってもう駄目だと思ってたからさ…お前と一緒なら死ねるんじゃないかって」
< 41 / 45 >

この作品をシェア

pagetop