BrandNewDay
 「でも、僕も同じだよ。だって千鶴のこと考えたら僕も馬鹿になったりしてるし」

 ……これ、本当。だって千鶴のペースに流されてるっていうか。なんだろ。

 「蓮…嬉しいな。ずっと想ってた人にそんなに言われるって俺、幸せ者じゃん。死んでしまったら、なにもかもが無くなってしまう。俺、今マジで生きてる。…蓮」

 「千鶴、僕は千鶴が大好きだよ?」

 やっと、やっと自分の想いに気付けたんだ。男同士だって、好きなものは好きだから。こんなのもアリなんだ。

 お互いに好きって気持ちが伝われば、ほら、なんだかくすぐったい気持ちにもなるけど一番は想えば想うほど募る『好き』って気持ち。

 「…蓮…」

 「…ん」

 キスしようとする千鶴を受け入れようと目をつむる。

 …ぐうぅぅぅぅー…

 「…………」

 「…………」

 千鶴の腹の虫が鳴いた。

 「あはは…腹減ったみたいだ。飯食いたいかな」

 「…………」

 「あの…蓮くん?」

 ………。

 「バカ千鶴ーーっ!!」

 …せっかくのムードが台なしじゃないか!!もう…バカ。

 「わ、悪い…」
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