Love Songを君に【Ansyalシリーズ TAKA編】
兄貴を待つ
LIVEハウスに、
その一報が届いたのは
開演一時間前。
会場内には、
Ansyalを思うファンが
すでに入っていた。
兄貴は手術中。
俺が行っても何かが出来るわけでもなくて、
俺は俺が出来ることをやりたいと思った。
兄貴のやりたかったことを受け継いで。
『託実さん。
俺……まだまだだけど、Ansyalの曲なら、弾けるよ。
兄貴の傍でずって、見てきたし俺も触ってきたから。
兄貴、今……手術してるって父さんから電話貰った。
だけど……このクリスマスLIVE、兄貴が凄く楽しみにしてたのも
俺、知ってる。
だから兄貴が戻るまで、Takaさせてよ。
兄貴が帰る場所、俺が……守りたいんだ……』
気が付いた時には、託実さんに素直を気持ちを吐き出して
俺はメンバー四人の話し合いの後、
兄貴の居場所を守ることになった。
その日、俺は初めて
メイクをして
兄貴の相棒に触れた。