Love Songを君に【Ansyalシリーズ TAKA編】



「予定?
 そんなの調整する。
 
 唯ちゃんの手料理?
 
 俺、今めっちゃ幸せだよ」



彼は、そのままの勢いで
私の体をすっぽりと抱きしめる。


戸惑う暇もないままに、
私は想像したよりも、
引き締まった彼の体を感じる。


服越しに伝わってくる
彼の体温と
彼の鼓動が
私を胸を高鳴らせて
体温をあげていく。



その場所にいるのが、
あまりにも
心地よくて
私は、
腕の中に身を委ねた。






この温もりが、
他の誰でもなく
ただ私の為にあれば
嬉しいのに。







こんなにも愛しくて
こんなにも
狂おしい彼を見つめながら
今、この瞬間の幸せを
全身で噛み締める。





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