君と恋する奇跡～優しい笑顔に恋をして～

交通事故未遂

『おい！お前！調子に乗んなよ？』



『キモイ。死ね』




『死ね』



『殺してやろうか？』




…はい？



なんなの？


あなたたち…。



『早く消えろよ』



『ウザいんだよ！みんなもそう
思ってる。…なあ？』



は？


本当に？


ほんとにみんなそう思ってるの？



どうして？



聞こうと思っても、言い返してやろうと
思っても、何もしゃべれない。



…声がでない…。



…なんなのよ…。







「……び！みやび！」



誰かが私を呼んでいる？


「雅！」



私はその大きな声に、
完全に目を覚ました。



「お母さん！」


なんだ、さっきのは夢だったのか…。