君と恋する奇跡~優しい笑顔に恋をして~
第2章

相談

数日後。



あたしはあの事件以来、あまり家から出ずに、部屋に引きこもるようになった。


バイトも一度も行ってない。



店長さんは事情を話すと、あたしの心情を察してくれたのか、落ち着くまで休めばいいよと言ってくれた。



爽志君からも何度もメールが送られてきたけど、返事を返す余裕もなかった。




あたしは今日も自分の部屋でぼーっとしていた。



そんなとき、部屋の外からお母さんの声が聞こえてきた。



「雅、爽志君が心配して来てくれたよ?入るよ?」



お母さんはそう言うと、あたしが返事をする暇もなく部屋に入ってきた。



お母さんの後ろから顔を出す爽志君。



「どうも」


と軽く挨拶すると、優しく笑った。


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