向日葵
向日葵の芽

それはある日の事だった。


「涼介帰ろ-?」


「ごめん。今日は用事があるからダメなんだ」


「そっかぁ…大丈夫だよ」


「本当ごめんな」


涼介が用事があるなんて珍しいな…
と思いながら「ばいばい」と言ってその場を離れた。


そして向かうのは
希依の所。


「希依-!今日一緒に帰ろ?」


「いいけど…水瀬はどうしたの?」


「用事があるんだって」


「水瀬が用事って珍しくない?」


「うちもそう思ったんだけど…珍しいからよっぽどの用事なんじゃない?」


「まあ…」
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