向日葵
海神の娘である海の精クリティエ(クリティ)は
太陽神アポロンを一目見て恋に落ちました。
しかし、アポロンは女神カイアラピに夢中になっていて、
クリティエには目もくれませんでした。
恋に破れたクリティエは、
嘆き。悲しみ。
九日間地面の上に立ち尽くしてアポロン(太陽)を見つめつづけ、
その間に口にしたのは、
冷たい露と自分の涙だけでした。
そしてクリティエは、
とうとう向日葵(ひまわり)の花になってしまいました。