輝く光の中で
仕事
4月に入り、仕事も本格的に始まった。

「おはようございます。智様、万梨阿様」

「おはようございます。青木さん。今日もよろしくお願いします。」

「あぁー、あぁー」と、輝も挨拶をする。

「おはよう。今日もよろしく」と、智も挨拶をし、車に乗り込む。

「では、参りましょう」と、三人を乗せ、まずは、本宅へ輝を預けに
 行く。

「おはようございます。お婆様、佐藤さん、よろしくお願いします」

「おはよう、万梨阿。おはよう、輝。今日も元気ですね~」

「おはようございます。今朝は、輝君、変わった様子は
 見られませんでしたか?」

「はい、食欲もありましたし、元気でした。」

「かしこまりました。お預かりしますね。万梨阿様も、
 行ってらっしゃいませ。」

「「バイバーイ」」と、三人でお見送りを受けながら、智と
会社に向かう。

最初に、智を本社に降ろし、私は、その後5分程離れた場所にある
『九条ライフ』に降ろしてもらう。

「青木さん、ありがとうございました。」

「はい、いってらっしゃいませ、万梨阿様」

青木さんに、見送られて、社内に入る。

社内は、朝、早い為か、まだ受け付嬢の姿はない。

基本、仕事は、会社のみでしたい為、早めに出社し、朝の新聞読みから
始まって、各部署からの報告書に目を通し、気になることがある場合
直接、担当者に話を聞く。

上役を、通した話だと、事の本質が見えない時があるので、
必ず、その仕事を担当した人に、直接聞くようにしている。

私の仕事は、より多くの人の意見に、耳を傾けないと良い方向へは
進まないと、思っている。

人が何に困っているのか、何をして欲しいのか、今、それが出来ない
問題点はなんなのか・・・等いろんな人の話を聞くことが、大切だと
自負している。








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