輝く光の中で
会社内は、役職の方たちは、パーティーの時に紹介されたため、
ざわつく事もなかったが、4月1日の社長就任挨拶をした時は、かなり
ざわついた・・・・。

それも、承知の上で、挨拶を行い、役職の方たちは、私の業績を
認めていたので、部下の人たちに、私の業績を話、その後は、
納得したらしく、なんの問題もなく仕事が出来ている。

九条の広告塔としても、智と一緒に、取引会社のパーティーに
出席したりしていて、智に至っては、雑誌のインタビューまで受けている。

私に関しては、そういったインタビューなどは、全てお断りしている。

輝もいるので、やたらにマスコミに出ることは、望ましくなく
万が一、マスコミも一緒のパーティーなどがある場合は、莉那が
担当している。

莉那が智と一緒に出席することにより、『ホテル・カメリア』の
宣伝にもなる為、一石二鳥というわけだ。

莉那も、大学を卒業し、ホテルの仕事に携わっている。

翔君が、大学卒業するまでには、まだ時間がかかる為、それまでは
莉那が、表舞台に立ち、莉那のお父さんと一緒に仕事をするようで
ある。

もっとも、智のお陰か、莉那も翔君も、しっかり経営に関しては
学んでいるので、翔君も、陰ながらホテルの経営に携わっていて
とても、高校生とは思えない力量を発揮している・・・。

これも智を師とするお陰か・・・・。

そんな風に、日々生活しているせいか、休みも取れないことも
多く、輝との時間が取れないのが寂しい。

輝自身は、お爺様達、叔父様達、皆に可愛がられていて元気に
育っているが、世の働く子持ちの女性たちが、なかなか子供との
時間が取れずに悩むのが、良くわかった・・・。
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