輝く光の中で
日本へ
日本へ着き、早速、お爺様たちがいる、本宅へ向かった。

本宅へ向かう、車中の中、アルは、日本の景色を、楽しみ、
色々と質問してきた。

本当なら、色々観光に連れて行きたいのだが、今回は時間が
取れないので、次の機会には、是非とも観光して欲しいものだ。

「本当に、残念だ・・・・。もっと日本を楽しみたい!
 と、何気なく、エドワードに訴えていた。

しかし、そこはエドワード!

「殿下が、3週間もお休みを取らなかったら、行けたのに、
 残念ですねー。」
と、言われて、何も言い返せないアルは、拗ねていた・・・。

「ほら、着いたぞ。ここが九条の本宅だ。」

6人で、リムジンを降り、屋敷の中へ入って行った。

「うわぉー、凄い、日本庭園だ・・・。素晴らしい!」と、
ひたすら、感動しているアルだった。

エドワードは、クールにしていても、ちょっと顔が綻んでおり
見ていて面白かった。

「ただいま、戻りました~」

「「おかえり~」」と、相変わらず、お婆様と伯母様が出迎えてくれたが
「おかえり」と、後ろからもう一人、母も出迎えてくれた。

「お母さん、どうしたの?」と、驚いて母に尋ねると

「万梨阿が、結婚することになったから、帰って来いって
 智から連絡が来たのよ・・・。あっ、この人ね、輝のパパは。
 初めまして、万梨阿の母の、九条 美和子です。
 どうぞ、上がってください。」

と、母が、率先して、アル達を案内した。

「やだ、美和子さんに、先越されたわ・・・」と、お婆様が言うと

「お義母様、私たちも行きましょ!さぁー輝、おいで!」と、
輝を抱き上げ、伯母様たちも応接間へ行った。

「さぁー、エドワードも行きましょ!」

「はい、万梨阿さん」

「莉那、俺達も行くぞ」

「うん」

そうして、応接間に、一同が集まった。
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