輝く光の中で
「もう直ぐね。寂しいわ・・・・。二人が留学するなんて・・・。」

「もう、莉那ったら。仕方ないでしょ!決まった事なんだから・・・」

「だって、瑠璃は寂しくないの?」

「寂しいわよ! でも、会いたかったら、いつでも会いに行けば
 良いだけでしょ! 」

「そうよ、莉那も瑠璃も、いつでもイギリスに来てよね。」

「そうよ。それに、私も、万梨阿と同じ大学に行くわけじゃ
 ないのよ。バラバラなんだから、ただ同じ国に行くだけよ」

「そうよね・・・・。」

と、最後まで莉那は寂しがっていた。

こんな風に、4人でワイワイ出来るのも、あと僅か。

心寂しいが、私には、残された自由な時間を、大切に使い、
今は、イギリスでの生活を楽しみにしている。
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