ビターチョコレートな恋



煌が居なかったら、今頃大変な騒ぎになっていた。


影途はおそらく退学になっていただろう。



『煌、ありがとな』



『いいって!
影途が退学になったら学校つまんないからな』



『何だそれ』



2人は笑いながら夕焼け空を眺めていた。



ん?



ちょっと待てよ…



「ねぇ、今から梁の誕生日プレゼント 買いに行かない?」




もともとこれが目的だった。



今は6時ぐらいだし、まだまだ明るい。


夏は夜が短いから…



『じゃぁ、3人で探しに行くか!』


『おう!』


「だね!」




この綺麗の夕焼け空を、今度は梁も一緒に見たいな♪




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