ビターチョコレートな恋

二人の時間





―文化祭2日目―



今日は何しようかな…


行きたい所ありすぎてヤバイんだけどなぁ…




「葉穏ちゃん!」




私の両肩に手を乗せた梁。


朝からご機嫌な様だ♪




「梁は今日どーするの?」


「うーん…今日は昨日沢山はしゃいだしのんびりする~」




のんびりですか…?


昨日どんだけはしゃいだんだ…


まっ、梁らしいかな♪




『って事は今日俺ゆっくりできるって事だよな?』




煌はニヤっと笑って梁を見た…


が、梁にその気は無いようだ。




「煌くんの役目は買い出しかな?」


『はいい?』


「私が頼んだら買ってきて♪」


『梁そんなキャラだっけ?』




今日の梁は一味違うようだ。


煌…頑張れ。




『葉穏!行くぞ』


「影途!
あっ、じゃぁ煌、頑張ってね♪」




煌の肩をポンッと叩いてエールを送った。




『おう…』


「葉穏ちゃん、影途くん楽しんでねー♪」





葉穏に手を振り、教室を後にした。






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