ヤンキー先輩!






私と花音は必ず一緒に家を出る。
そしてバス停までは花音と一緒に、バス停からは私1人で駅まで向かう。







『じゃあねー!電車乗りすごさないようにね!』



「はーい。バイバーイ。」






かわいい妹を見送って、(見送られて?)私は今日も学校へと向かう。






私の通う高校は、県内ではまぁまぁ頭のいい学校。



1番ではないし、
2番でもない、
その辺を諦めた人たちが妥協して入る、
そんなまぁまぁな人間が集まった学校。




なにかに躍起になっているような人はほぼ見当たらない、それはそれは結構居心地のいい場所だ。









が。


今日はそんな学校がなんだか騒がしかった。









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