輝龍―崩壊篇―【完】
ちなみに場所はベタすぎる体育倉庫裏。
てか、まず…
あたしをいじめる理由わかんねぇわ。
「ちょっとあんた聞いてるの?!」
全く返事をしないあたしにイラつきを隠せない様子のケバ姫。
名前…なんだっけ?
何より…
「あたしをいじめる意味あるの?」
まずそれだ。
ちなみに気づいている。
あの木の影に10人ほどの男がいることを。
気配、全く消せてないしね。
「あんたがっ…邪魔なのよっ…輝龍に出入りする女は私だけでいいのよっ!!」
ケバ姫は大声でまくし立てた。