輝龍―崩壊篇―【完】





「裏切った、ね…面白いこと言うんだな、お前は。」




俺がケラケラ笑うと、明らかに顔を歪めた。





「お前は裏切ってねぇだろ。」




「…っ!?」






そろそろ、教えてやろうか。




「お前の妹はもう既に俺が救出した。早く戻ってこい。」




剣杜は目を見開いて、目には涙が浮かんでいた。





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