輝龍―崩壊篇―【完】
悠杜と抱きしめ合っていると…
ﾍﾞﾘｯ
「「へ？」」
ﾍﾞﾘｯと言うその効果音が本当に聞こえて来るくらい無理矢理誰かがあたしと悠杜を引き剥がした。
「てめぇらいちゃついてんじゃねぇ…」
後ろを振り向くと、慧が眉間に皺を寄せて怒っている。
「抱きついて来たのは結衣だけどなぁ？」
そして悠杜はそんな慧を挑発する。
今の悠杜の一言でさらに慧の眉間の皺が増えた気が…
後ろには般若さえ見える気がする…
超怖ぇ！！
