輝龍―崩壊篇―【完】





「若頭が…女…?」




まぁ、その反応も当然だ。




女の若頭なんて、普通ありえないしな。




「あたしの父が、新條組組長。さっきの人だよ。そして、あたしの母が、元神崎グループ社長。」




海斗は絶句していた。まぁ、無理もないけど。




「ちなみに、お前に言っておく。気がかりだろうから。」




そう言うと、真剣な目付きでこっちを見た。






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