後輩
am3:42
「寒いからつめて」
そういって女はシングルベットを占領する
「ちょ、落ちますって」
「知らないわよ、シングルベットなのが悪いの」
間髪入れずそう答えると不機嫌そうな顔をこちらへ向けた
透き通った白い肌が暗闇に浮かび上がる
「突然ごめんね、ほんとに助かったありがと」
さっきまでの様子とは一変
そう言って可愛らしく微笑むと目を閉じ
腕をこちらへ伸ばしてくる
「どうしましたか」
「このまま寝かせて」
長く細い腕を男の体に巻き付け
そのまま目を閉じた
……ここまでやられてなにもしないのは男が廃る
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