木漏れ日の下で・・・
次の日も、
ユウキとプチは妖精さんのいる泉へ行きました。
妖精さんは双葉に腰掛けてにこにこ待っていました。
ユウキとプチと妖精さんはくるくる遊びました。
二人と一匹はますます仲良くなりました。
楽しい時間はあっというまに過ぎてしまい、
帰る時間になりました。
ユウキは帰る前に泉の水を双葉にかけてあげました。
むくむく・・・
双葉はちょっぴり大きくなりました。

その次の日も、
学校が終わるとユウキはプチと一緒に泉に向かいました。
泉に近づいたとき、
春風にのって、きれいな歌声がきこえてきました。
ユウキとプチはわくわくしてその声のする方へ走り出しました。

泉のそばでは妖精さんが歌を歌ってました。
なんて素敵な歌声でしょう。
ユウキとプチはうっとりしました。
歌が終わるとユウキは精一杯の拍手をしました。
プチも前足で拍手をたくさんしました。
妖精さんは少し恥ずかしそう。
その日は、帰る時間になるまで、皆で一緒に歌いました。
ユウキも大きな声で歌いました。
プチも「くうくう」歌いました。
双葉がまた少し大きくなりました。



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