この恋、もう一度〜中学生から大人になっても〜
志保。
ごめんなさい。
何も言わずに逝ってしまう私を、志保は容してくれないよね
でも、私は、どうしても逝かなければいけないの。
だから、ごめんなさい。
私は、付き合ってる人がいるって前にはなしたよね。
同じ会社の、中山宏志というひとです。
ただ、彼は結婚していて子供がいた。
私はそれでも、好きな気持ちを押さえられず、付き合っていました。
不倫なんて柄じゃないのにね。
でも、橘先生にどこかにてる中山を私は好きになってしまった。
そして、妊娠したの。
勿論、
産むつもりだった。
でも、親に話す前にばれたの。
ちなみに、崇はしりません。
中山も親も私に産むという選択肢を与える余地なく病院で中絶させられた。
私は、
産むことで中山と別れても構わないと思っていたし、親とも離れて子供と二人で生きていくつもりだった。
でも、私は世界で一番大切な我が子を守ることが出来なかった。
私は、世界一大切な人を殺した。
だから生きていく資格なんてないし、
何より、あの子を1人で逝かせてしまった。
母親が傍についていてあげなきゃいけないから。
私はあの子を向こうで探します。
志保、何も言わなくてごめんなさい。
今まで、本当にありがとう。
どうか、
津田先生と末永くお幸せに。
遠くからみまもっています。
彩名。