イケメン御曹司とラブ甘同居
「なんか俺だけ食ってんの…気まずい」

「あ、ごめん。じゃあ私…洗い物しちゃうわ」


俺にくるっと背を向けて、食器を洗い始める実乃里。



なんか…さっき言い合いしてたのが嘘みたいだ…

俺があんなにイライラしてたことも…

なかったことになってる…



変なの。



俺は食器を洗う実乃里の背中を眺めながら、そんなことを考えていた。

実乃里の作ってくれた飯は、すごくうまくて、俺はご飯を三杯もおかわりした。


温かい飯を自宅で食うのは、本当に久しぶりだった…





ーーー
ーー


「ごちそうさま」

「うん」


夕食後

食べ終わった食器を、流し台に持っていく俺。



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