イケメン御曹司とラブ甘同居
「そんなことないよ」


虎之助と目を合わせながら、ふっと笑う私。




「寂しい…?」




虎之助は、私の背中をさすった。




「寂しいは寂しいけど…でも・・今は楽しい。毎日やることはたくさんあるし、虎之助とも仲良くなれたから….」

「実乃里…」

「私たち…仲良くなってから、毎日電話したり、メールしたりしてるでしょ?虎之助と話してるだけで、本当に楽しいの。いい意味で、お母さんのこと忘れられるの」


正直な気持ちだった。





「私も同じよ。実乃里と話してるときは、嫌なこと全部忘れちゃうわ!いじめっこのこともね」


また笑い合う私たち。
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