イケメン御曹司とラブ甘同居
虎之助と仲良くなれて、本当に良かった。


お母さんのこと、こんなふうに話せる人に、巡り会えて良かった。




「じゃあ私は、例のあの人を呼んでくるよ」

「ハイハイ、お願いします」


私は部屋から出て、ゆっくりと歩きながら隣の南朋の部屋へ。

南朋の部屋のドアの前で立ち止まり、ぼんやりとドアを見上げる。




…部屋にいるのかな?

もしかして、キッチンにいるかも…?

でも、いないかも。

どっちだよ(汗)



はぁ…

なに緊張してんだろ。


バカみたい。

いつも通りにすればいいんだから…




私は「ふう」と肩の力を落とし、南朋の部屋のドアをノックした。




コンコン
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