イケメン御曹司とラブ甘同居


すると、ロータリーの前にいたホテルマンの男と目が合った。


ホテルマンの私を見る顔は…

なんとも不審者を見るような顔…



私はホテルマンに背を向けて、ホテルの前からホテルの入り口の横に移動。

ここは車が入ってくる場所…

さっきから、高そうな車ばかりホテルに入っていく。




高級ホテルは、セレブたちのもの。

私みたいな庶民は、ホテルの前にいることさえ許されない。

なんて形見が狭いんだろ…



12月の凍えるような寒さに耐えながら、そんなことを考えていた。
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