イケメン御曹司とラブ甘同居
「留美のことは知ってるの…?」

「…!」



留美。

その名前に、聞き覚えがあった。


あの子だ…

バレンタインのときに、うちに来たあの子……






「…一応・・知ってるかな(汗)」

「そうなんだ(汗)留美と俺の彼女が仲いいんだけどさ…だから、ちょっとだけ俺も2人のこと知ってて。まあ、過去のことだからね」

「そうだね……」



お互いに、苦笑いする私たち。




そして後ろを振り返ると、すぐに南朋と目が合った。




私は南朋に、口パクでこう言った。








「バ・カ」


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