イケメン御曹司とラブ甘同居
「それと・・なんだか実乃里の周りの席…男が多いいわね…」

「!」


虎之助は、実乃里の席の周りを見る。





「その周りの男たちが……チラチラ実乃里のこと見てるのは、気のせいかしら…?」


……っ!

それは、俺も少し前から気になっていたことだった。




「ヤキモチ…♡?」

「・・・・(汗)!」


虎之助が、ニヤニヤしながら俺を見てくる。




「実乃里だって…今のあんたと、同じ気持ちなんだから・・間違っても、怒っちゃダメよ?」

「…わかってるよ」

「自分でしっかり考えてから行動しないと、喧嘩になるわからね…」

「うん……」


俺は虎之助にそう言われながら、実乃里の後ろ姿を見つめていた。


その時…

実乃里の後ろの席が、空いていることに気づいた…
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