イケメン御曹司とラブ甘同居
実乃里side


始業式が終わり、今日は午前中で学校は終わり。

ホームルームが終わって、私はカバンに荷物をつめていた。





「…よう」




すると、南朋が私の席にやって来る。


さっき口パクで「バカ」って言ってから、南朋とはろくに話してなかった(汗)





「帰るぞ…」

「うん……虎之助は?」

「用事があるからって、先に帰った」

「ふーん…」


こういうとき、虎之助がいてくれたらな……



私は南朋と一緒に、教室を出た。

クラスメイトから、かなりの視線を感じた。






ーーー

ーー



「・・・・」

「………………」


帰り道。

南朋と特に話しもしないまま、ゆっくりと歩く私…



バカみたい……

あんなこと、松山くんに聞くんじゃなかったなぁ…


南朋の過去を聞いたって、落ち込むだけだよね。
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