俺様彼氏とあたし様。
頭の中が寧音ワールドだ…。



今すぐ押し倒したい。



「日向ってやっぱりカッコイイね」

「はい!?」

「女の子達が振り返って見てるよ」



寧音の口から『カッコイイ』が出た。



何これ…。



俺は拷問中か?



「ご飯食べてから帰る?」

「うん…」



1分1秒でも、寧音との二人だけの時間を避けなければ…。



今日はマジヤバイ。



「今日の日向静か過ぎてなんかヤダ…」

「今喋ると下ネタしか言えそうにないんだけどいいか?」

「じゃあ黙ってて」



夕方にファミレスで適当にメシを食ってから寧音の家に帰った。



すぐにシャワーを浴びる寧音。



俺はやっと解放される時が来たんだ。



実は相当疲れてんだけど、大丈夫だよな?



何ていらぬ心配までしてみた。



「お兄ちゃんのスエットとTシャツでいい?」

「Tシャツはいらない」



俺もシャワーを借りて、準備OKだ!!



やっとこの日が来た…。




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