俺様彼氏とあたし様。
社長が帰ってから日向の家を出た。



今日は休み。



桜にでも会おうかな?



何て考えてたら、一台の車が目の前に停まった。



「偶然だなNene」

「セナさん…」



電話をシカトしたから会いにくい。



何を話せばいいかわからない。



「乗って」

「ムリです」

「日向に怒られんの?」

「違いますよ。あたしの意志です」

「そう。じゃあ乗りなよ」



話しが通じない。



「日向の秘密、知っちゃったんだよね」

「えっ!?」

「蓮さんとの血縁関係。どうする?乗るなら口外しないでやるよ」



日向と蓮さんが親子だってバレた…。



どうしよう…。



日向の夢が潰されちゃう!!



「何してんだNene」

「琉伊パパ!?」

「あいつ、家にいないの?」

「いない!!琉伊パパ、乗せてって!!」

「は!?」



無理矢理乗った琉伊パパの車。



セナさんを見てから車を出してくれた。




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