俺様彼氏とあたし様。
戦い
【日向】



夏休みが終わっても俺は学校を休んで南の島で撮影に励んでる。



3時間後には日本に戻ってまた撮影。



それが終わったらまたこっちに戻る。



それの繰り返しだ。



セナさんに勝ちたいから。



寧音を絶対渡したくない。



その為に出す写真集。



俺の初めての写真集は寧音の為に出す。



忙しすぎて断り続けてたけど、セナさんに挑発されたせいで俺のやる気に火をつけた。



絶対あんたの上に立ってやるよ。



俺がどれ程の男か思い知らせてやる。



「日向、時間」

「はい、じゃあ行って来ます!!」



日本に戻って休むヒマなく撮影にのぞんだ。



寧音とは会う所か連絡もろくにとってない…。



声が聞きてぇな…。



「次ってナンナですか?」

「そうだけど?」

「マジか!!Neneに会える!?」

「あぁ、もうすぐ来るんじゃない?」



寧音との事はこの業界じゃほとんど知れ渡ったから楽になった。




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